原文

秋田苅 客乃廬入尓 四具礼零 我袖沾 干人無二

作者

不明

よみ

秋田(あきた)刈(か)る、旅の廬(いほ)りに、しぐれ降り、我(わ)が袖(そで)濡れぬ、干す人なしに

撮影 by きょう

意味

秋の田を刈(か)るために建てた仮の小屋に寝泊りしていますが、しぐれが降ってきて、私の袖が濡れてしまいました。乾かしてくれる人もいないのに。

補足

撮影 by きょう

ここで「旅の廬(いほ)り」とは、稲刈りのために家から離れ、仮の小屋に寝泊りすることをいっています。

更新日: 2011年09月04日(日)