吾屋前之 芽子開二家里 不落間尓 早来可見 平城里人
不明
我が宿(やど)の、萩(はぎ)咲きにけり、散らぬ間に、早来て見べし、奈良の里人(さとびと)
我が家の庭の萩(はぎ)が咲きました。散らないうちに早く来てみてくださいね、奈良に住む君。
「奈良の里人」は、この歌では、奈良に住む友か恋人を指しているのでしょう。
「花に寄する」歌のひとつです。