秋芽子乎 落過沼蛇 手折持 雖見不怜 君西不有者
不明
秋萩(あきはぎ)を、散り過ぎぬべみ、手折(たを)り持ち、見れども寂(さぶ)し、君にしあらねば
秋萩(あきはぎ)を、散ってしまいそうなので、手折って見たけれど、寂しく思います。あなたではないのですから。
「花に寄する」歌のひとつです。