原文
於君戀 之奈要浦觸 吾居者 秋風吹而 月斜焉
作者
不明
よみ
君に恋ひ 萎(な)えうらぶれ 我が居(を)れば 秋風吹きて 月(つき)かたぶきぬ
意味
君に恋して、心が萎えて私が一人で沈んでいる間に、秋の風が吹いて、月(つき)が傾いてしまいました。
・待っていた人は来なかったのですね。
- rough meaning: In love with you, while my heart was wilt and was sinking alone, the autumn wind blew and the moon tilted.
補足
・「月(つき)に寄する」と題された歌のひとつです。