第十二巻 : 心には燃えて思へどうつせみの

平成10年11月22日(日)更新


原文: 情庭 燎而念杼 虚蝉之 人目乎繁 妹尓不相鴨

作者: 不明

よみ: 心には、燃えて思へど、うつせみの、人目を繁(しげ)み、妹(いも)に逢はぬかも

意味: 心の中ではあの娘のことを強く思っているけれど、人の目がうるさいので、あの娘に逢えないでいます。

うつせみの」は「人」を導く枕詞です。


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