久堅之 天水虚尓 照月之 将失日社 吾戀止目
不明
久方(ひさかた)の、天(あま)つみ空に、照る月(つき)の、失(う)せなむ日こそ、我(あ)が恋止(や)まめ
空に照る月(つき)がなくなる日があるのなら、そのときこそ私の恋心が無くなるでしょう。
「久方(ひさかた)の」は、天(あま)を導く枕詞(まくらことば)です。
「月(つき)がなくなる日はこないでしょう。だから、私があなたを思う気持ちがなくなるなんて事はありえないですよ。」という気持ちですね。