原文

念出而 為便無時者 天雲之 奥香裳不知 戀乍曽居

作者

不明

よみ

思ひ出(い)でて、すべなき時は、天雲(あまくも)の、奥処(おくか)も知らず、恋(こ)ひつつぞ居(を)る

雲 撮影 by きょう

意味

思い出して、どうしようもなくなった時には、天雲(あまくも)のその先もしれないくらいに、あの人のことを恋焦がれているのです。

「奥処(おくか)」は、奥のほう、はて、という意味です。

補足

寄物陳思(きぶつちんし): 物に寄せて思いを陳(の)べる歌のひとつです。

更新日: 2011年06月26日(日)