暮置而 旦者消流 白露之 可消戀毛 吾者為鴨
不明
夕(ゆふへ)置きて、朝(あした)は消(け)ぬる、白露(しらつゆ)の、消(け)ぬべき恋も、我(あ)れはするかも
夕方に置いて(ついて)、朝には消える白露(しらつゆ)のように淡い恋も、私はするのです。
「物に寄せて思ひを陳(の)ぶる」歌の一つです。