原文

御猟為 鴈羽之小野之 櫟柴之 奈礼波不益 戀社益

作者

不明

よみ

み狩(か)りする、雁羽(かりは)の、小野(をの)の櫟柴(ならしば)の、馴(な)れはまさらず、恋こそまされ

ミズナラ 撮影(2014.10) by きょう

意味

狩(か)りをなさる雁羽(かりは)の小野の櫟柴(ならしば)のように、(あの方は)私には馴れ親しんではくれず、(あの方への)私の恋心が増すばかりです。

「み狩(か)り」は、尊い方が「狩り」をすることをいいます。

「雁羽(かりは)の小野」がどこかは分かっていません。

補足

「み狩(か)りする~櫟柴(ならしば)の」で、「馴れ」を導いています。

更新日: 2014年10月12日(日)