原文
水茎之 岡乃田葛葉緒 吹變 面知兒等之 不見比鴨
作者
不明
よみ
水茎(みずくき)の、岡の葛葉(くずは)を、吹きかへし、面(おも)知る子らが、見えぬころかも
意味
岡の葛(くず)の葉を吹き返したように、はっきりと顔を知っているあの娘が、この頃は姿を見せてくれません。
「水茎(みずくき)の」は「岡」を導く枕詞(まくらことば)です。
補足
葛(くず)の葉の裏は、表よりは比較的白くみえるので、葛の葉を風が吹いて裏返す様子を詠み込んでいるのですね。
水茎之 岡乃田葛葉緒 吹變 面知兒等之 不見比鴨
不明
水茎(みずくき)の、岡の葛葉(くずは)を、吹きかへし、面(おも)知る子らが、見えぬころかも
岡の葛(くず)の葉を吹き返したように、はっきりと顔を知っているあの娘が、この頃は姿を見せてくれません。
「水茎(みずくき)の」は「岡」を導く枕詞(まくらことば)です。
葛(くず)の葉の裏は、表よりは比較的白くみえるので、葛の葉を風が吹いて裏返す様子を詠み込んでいるのですね。