第二十巻 : をみなへし秋萩しのぎさを鹿の

平成11年8月29日(日)更新


原文: 乎美奈弊之 安伎波疑之努藝 左乎之可能 都由和氣奈加牟 多加麻刀能野曽

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: をみなへし、秋萩しのぎ、さを鹿の、露別け鳴かむ、高圓(たかまと)の野ぞ

意味: おみなえしや秋を踏み倒して、牡鹿(おじか)が、露(つゆ)を分けて鳴くでしょう。高円(たかまど)の野でね。

「高円(たかまど)」は、奈良市白毫寺(びゃくごうじ)町などの一帯をいいます。

撮影(1999.8) by きょう

第二十巻