第二十巻 : 我が面の忘れもしだは筑波嶺を
2008年06月15日(日)更新 |
原文: 阿我母弖能 和須例母之太波 都久波尼乎 布利佐氣美都々 伊母波之奴波尼 作者: 占部子龍(うらべのをたつ) よみ: 我(あ)が面(もて)の、忘(わす)れもしだは、筑波嶺(つくはね)を、振(ふ)り放(さ)け見つつ、妹(いも)は偲(しぬ)はね |
意味: 私の顔を忘れてしまったら、筑波(つくば)の山を見てなつかしんでください、(私の)君。 天平勝宝(てんぴょうしょうほう)7年(755)2月14日に、常陸國(ひたちのくに)の防人使(さつきもりのつかい)の上息長真人國嶋(おきながのまひとくにしま)という人が提出したとされる歌のひとつです。 |