第二十巻 : 防人に行くは誰が背と問ふ人を

2004年09月05日(日)更新


原文: 佐伎毛利尓 由久波多我世登 刀布比登乎 美流我登毛之佐 毛乃母比毛世受

作者: 不明

よみ: 防人(さきもり)に、行(ゆ)くは誰(た)が背(せ)と、問(と)ふ人を、見るが羨(とも)しさ、物(もの)思(も)ひもせず

意味: 「防人(さきもり)に行くのはどなたのだんな様?」と何の悩みも無く聞く人を見るとうらやましい。

防人(さきもり)として旅立つだんなさんを見送るおくさんが詠んだ歌ですね。

イラスト by 山中ルリ子さま

第二十巻