第二十巻 : 延ふ葛の絶えず偲はむ大君の

平成10年9月6日(日)更新


原文: 波布久受能 多要受之努波牟 於保吉美乃 賣之思野邊尓波 之米由布倍之母

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 延(は)ふ葛(くず)の、絶えず偲(しの)はむ、大君(おほきみ)の、見(め)しし野辺(のへ)には、標(しめ)結(ゆ)ふべしも

意味: 長く伸びてゆく葛(くず)のように、末永く絶えることなくお慕いする大君(おほきみ)がご覧になった野辺には、しめ縄を張りましょう。


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