2004年01月25日(日)更新 |
■translateで文字を変換する
たけち: 今回は、ある文字を別の文字に変換するためのtranslate関数について学ぼうね。 さらら: はい。translateって、「変換する」ってそのものを表している名前ね。 たけち: そうだね。じゃ、まず、translate関数は、どう書くのかをつぎに載せておくね。
さらら: えっ? "変換対象の文字列"はわかるけど、"置換される文字リスト"と"置換する文字リスト"ってなぁに? たけち: "置換される文字リスト"と"置換する文字リスト"は、どちらも一文字以上の文字の並びなんだ。そして、文字の変換は、"置換される文字リスト"にある文字が"変換対象の文字列"の中にあったときに、"置換する文字リスト"にある文字に変換されるんだ。 さらら: う〜ん。よくわかんない。(^ ^; たけち: じっ、じゃあ、次の図で確認して。 |
■歴史的仮名づかいを含む万葉集データの例
さらら: あっ、そういうことなんだ。わかった気がする。(^ ^; たけち: じゃ、さっそく今回のサンプルを見てみようね。まずは、万葉集のXMLデータ例を次に載せるね。いつもとちょっと違うからね。 さらら: はい。 |
xmlデータ例 【translate.xml】 |
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<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?> |
さらら: 歴史的仮名づかいって、「ゐ」とか「ゑ」ね。あっ、そっか。今回はこの文字を「い」と「え」に変換しようってわけなのね。 たけち: あっ、先に言われちゃったけど、そうなんだ。今回は次のようなスタイルシートを作ろうとしていんるだ。
さらら: で、その変換にtranslate関数を使うのね。 たけち: そうだね。じゃあ、XSLTスタイルシートの内容を見てみよう。 さらら: えぇ。 |
■translateを使ったXSLTスタイルシートの例
たけち: じゃ、さっそく今回のXSLTスタイルシートのサンプルを見てみようね。【string-length.xsl】を次に載せるね。 |
xslスタイルシート例 【translate.xsl】 |
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<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?> |
さらら: translate(yomi, 'ゐゑ', 'いえ')というところで変換しているのね。 たけち: そうだね。yomi要素の内容(文字列)のゐをいに、そしてゑをえに変換しているんだね。 さらら: そうね。 |
たけち: じゃあ、このXSLTスタイルシートを"translate.xsl"というファイルにして、実際にどうなるか見てみようね。次のテキストをクリックしてみて。 |
さらら: ゐとゑが現代かなづかいに変換されて歌が表示されたわ。 たけち: じゃぁ、今回はこれでおしまい。 さらら: は〜い。ありがと。 →文字列関数についての学習はこれで終わりです。。。 (^ ^; |