たのしいXML: RubyでXMLデータを扱う (16)
GUIライブラリを使う(1) 準備

2008年05月04日(日)更新


■RubyでGUI

たけち: これまでは、Rubyプログラムをコマンドとしてだけで使っていたけど、ここでGUI(Graphical User Interface)を使ってみよう。

さらら: GUIの処理って難しくないのかしら。。。(^ ^;

たけち: それが、Rubyだと意外に簡単なんだよ。

さらら: そうなの?

たけち: Ruby用のGUIライブラリには、Ruby/TkやRuby/Gtk2というライブラリが提供されているけど、ここでは、Ruby/Gtk2を使うね。

さらら: はい。


■準備-1: Ruby/Gtk2のインストール

たけち: まずは、Ruby/Gtk2のダウンロードとインストールだよ。次に、ダウンロー〜インストールの仕方を紹介するから、その通りにやってみて。

さらら: あっ、はい。


※ここでは、Windows版についてご説明します。

(1) Ruby/Gtkのダウンロード

[1] http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=53614 にアクセスして、"ruby-gnome2-0.16.0-1-i386-mswin32.exe" を選択します。


※Ruby/Gtk2は、ruby-gnome2に含まれています。

Ruby/Gtkダウンロードのページ

[2] ダウンロードページが表示され、ダウンロードの確認ウィンドウが表示されます。[保存]を選択します。

Ruby/gnome2のダウンロード確認ウィンドウでで[保存]を選択

[3] ダウンロード先のフォルダー(任意です)を指定します。

ダウンロード先のフォルダーを指定

[4] ダウンロードが完了したら、[閉じる]を選択します。

ダウンロードが完了したら、[閉じる]を選択


(2) ダウンロードしたファイルをインストール

[1] ダウンロードしたファイル(ruby-gnome2-0.16.0-1-i386-mswin32.exe)をダブルクリックして、実行します。

インストーラを実行

[2] セキュリティ警告が表示されたら[実行]を選択します。

セキュリティ警告が表示されたら[実行]を選択

[3] 以下の画面を参考に、インストールを実行します。


■準備-2: Ruby/Gtk2がインストールされていることを確認

さらら: 終わったよ。

たけち: 以上でRuby/Gtk2がインストールされているはずだから、ちゃんとインストールできているかどうかを確認しようね。

さらら: あっ、そうだね。

たけち: 次のプログラムを作成して、コマンドプロンプトで実行してみて。プログラムの説明は今回は・・・・・

さらら: はいはい。(^ ^)

hello.rb
require "gtk2"

button = Gtk::Button.new("Hello World")
button.signal_connect("clicked") {
    Gtk.main_quit
}

window = Gtk::Window.new
window.border_width = 10

box = Gtk::VBox.new
window.add(box)
box.add(button)

window.show_all
Gtk.main


src/hello.rbにも置きました。

さらら: あ、小さなウィンドウが表示されて、"Hello World"ってボタンが表示されたわ。

helloworld

たけち: よかった。それでOKだよ。ちなもに、"Hello World"というボタンを選択するとウィンドウが閉じるからね。

さらら: あっ、はい。これで準備はいいのね。

たけち: そうだね。じゃ、今回はここまで。次回から、Gtk2を使ってXMLファイル名の指定などをやってみようかな。

さらら: あっ、はい。たのしみだわ。

 → たぶん、さらに続きます。 (^ ^;


[たのしいXML のインデックス]へ