XMLページをIEで表示させよう(基礎編): XSLを書きましょう

2000年7月9日(日)更新


■サンプルXMLテキストを表示する(2): 一番簡単なXSLの例

たけち: とにかく書いてみようね。次に一番簡単なXSLを載せてみるよ。青い文字の個所は、HTMLタグだね。前に言ったけど、IE5.0でXMLを表示させるには、XMLテキストとXSLテキストを使ってHTMLを作るようにするんだ。

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<xsl:stylesheet xmlns:xsl="http://www.w3.org/TR/WD-xsl">
<xsl:template match="/">
<html>
<head>
<title>たのしいXML: 基本サンプル-1</title>
</head>
<body>
<p align="center">万葉集第1巻抜粋: とにかく表示してみよう</p>
<p><xsl:value-of select="万葉集" /></p>
</body>
</html>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>

たけち: 緑色の文字のところで、「XMLテキストの中から、"万葉集"というタグの下の文字(テキスト)を全部持ってきて、ここ(pタグ:段落タグの間)に入れてください。」という指定をしているんだよ。前に載せたXMLの構造図に緑色で印をつけて(右の図)おくから見ておいて。

さらら: ふ〜ん。そうかぁ・・・これを見ていると、なんだか、HTMLテキストにXSL指定が混ざりこんでいるって感じね。さっき、たけちが「さららは、HTMLが分かるんだから心配ないよ!!」って言った意味が分かったわ。少しだけど、ほっとしたわ。

「万葉集」の下、ぜ〜んぶ

たけち: じゃあ、このXSLテキストを"basic1.xsl"というファイルにして、実際にどうなるか見てみようね。次のテキストをクリックしてみて。あっ、そうそう。前回作ったXMLテキストの2行目に
<?xml-stylesheet type="text/xsl" href="basic1.xsl"?>
という行を追加しているからね。そうしないと、せっかく作ったXSLが使われないからね。

万葉集第1巻抜粋のXMLファイル(上記説明のXSL適用)

こんな風に表示されます・・・

さらら: あっ、出た出た!! あれ〜。文字がみ〜んなつながってるよ。いいの? こんなので?

たけち: うん。このXSLの指定だとこうなるんだ。先頭の文字、「万葉集第1巻抜粋: とにかく表示してみよう」はXSLの中で、指定したものがそのまま表示されているよね。

たけち: それから、<xsl:value-of select="万葉集" />って指定したところに、「万葉集」の下の「巻」の下にあるすべての「歌」の「歌番号」「原文」「作者」「読み」「イメージ」「意味」のタグで囲ってあるテキスト(文字列)が表示されているよね。

さらら: そうね。見た目はともかく、XSLでXMLを表示することができたのね。

たけち: これはとりあえずの第一歩。次は、も少しマシな感じに見えるようにしようね。

さらら: うん。たのしみだわ。(*^ ^*)

次回は、もすこし、それらしくしてみましょうね。 (^ ^)