SAX(9) サンプルプログラムの作成(4): 実行

2006年03月12日(日)更新


サンプルXMLデータの作成 SAXSample1とSampleSAXHandler1

たけち: さぁ、SAXを使ったプログラムの例を実行してみよう。

さらら: はい。

たけち: まずは、サンプルXMLデータを作成しよう。

さらら: あっ、そうね。

たけち: さらら、作ってみて。どんなのでもいいからごく簡単なのをね。名前は、sample.xmlとしておこうかな。

さらら: えっ、はい。。。。どこに作ったらいい?

たけち: Eclipseを起動して、SAXSample1プロジェクトの直下に作っておこう。そのほうが、あとでプログラムを動かしてみるときに便利だから。

さらら: はい。

サンプルXMLデータ sample.xml

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<sample>
    <name>sarara</name>
    <poem>春過ぎて夏来るらし白妙の衣干したり天の香具山</poem>
</sample>

さらら: こんなのでいいかしら。。。。

sample.xmlを作成


SAXSample_1を実行する

たけち: うん、いいよ。じゃあ、プログラムを動かしてみよう。

さらら: はい。

たけち: まず、、[実行(R)]→[構成および実行(N)]を選択して。

さらら: 構成および実行ウィンドウが表示されたわ。

構成および実行(1)

たけち: そしたら、上の図に説明してある順番に設定して。

さらら: はい。

たけち: あとは、sample.xmlを読み込むように指定する必要があるから、構成および実行ウィンドウの(x)=引数タブを選択して次のように設定して。

さらら: はい。

構成および実行(2) sample.xmlファイルの指定

たけち: じゃ、実行してみよう。構成および実行ウィンドウの右下のほうにある[実行]を選択して。

さらら: はい。

たけち: Eclipseウィンドウのコンソールの表示領域に結果が表示されるから見て。

SAXSample1の実行結果


サンプルXMLデータの読込み結果の確認

さらら: あ、ほんとだわ。sample.xmlのドキュメントの開始と終了、そして、それぞれの要素、sample、name、poemの開始と終了について表示されているわ!! うれしい!!

たけち: よかったね。これで、SAXを使った簡単なプログラム例はできあがりだね。

さらら: 最初だったからずいぶん手間がかかったけど、よかったわ。

たけち: プログラム実行とXMLデータとの関連をもう一度確認しておこうね。

さらら: あっ、そうだね。

sample.xmlを読み込んだ例の確認


たけち: 実際にSAXのイベントをもらって処理をしているのは、SampleSAXHandler1の次のメソッドだね。

  • startDocument()
  • endDocument()
  • startElement()
  • endElement()

さらら: そうだったわね。

たけち: これでSAXの具体的なイメージが少し分かったかな。

さらら: SAXの最初の説明で見た図のようになっているわね。やっと、これで実感できたわ。

たけち: 本当におつかれさま。じゃ、今回はここまで。次回からは、属性などもみてみようね。

さらら: あっ、は〜い。

→次回は属性の取得です。。・・・ (^ ^;