2002年10月6日(日)更新 |
■yomiかkanaのどちらか出現
たけち: 前回はsequenceについて勉強したけれど、今回はそれと並んでよく使うchoiceについて説明するね。まずyomiかkanaのどちらかだけあるスキーマ構造を考えてみよう。 さらら: どちらかだけ? たけち: うん。次のように さらら: えっ、え〜っとね。。 (^ ^; こうかしら。 |
■yomiかkanaのどちらかだけあるスキーマ(DTD) |
たけち: そうだね。kana | yomi と書いて、kanaか、またはyomiのどちらか一つが出現するんだよね。これに相当するXML Schemaはこう書けるんだよ。 |
■yomiかkanaのどちらかだけあるスキーマ(W3C XML Schema) |
さらら: 要するに前回との違いは、xsd:sequece要素を使っていたのを、代わりにxsd:choiceを使うというだけね。 たけち: そうだね。そしてxsd:sequeceの時と同様に、minOccurs属性やmaxOccurs属性が使えるんだよ。例えば、 |
■minOccurs, maxOccursが使えます
■(kana | yomi+) の例(DTD) |
たけち: のようなDTDだと、XML Schemaは次のように書けるんだよ。 |
■上記DTDに対応するXML Schema |
たけち: このようなスキーマに基づいた具体的なXMLドキュメントは次のようなものになるよね。 さらら: そっかぁ〜。なるほどね。 |
たけち: じゃ、もうひとつ、次のようなDTDの例を見てみようね。XML Schemaもいっしょに書いておくね。 |
■(kana | yomi)* の例(DTD) |
■上記DTDに対応するXML Schema |
さらら: こんどの例では、choiceのところに、minOccurs, maxOccursを書いているのね。 たけち: こういうスキーマに合致するXMLドキュメントはたとえば次のようになるよね。 さらら: うん。わかるわかる。 たけち: choiceの基本的使い方についてはこれでおしまい。次回はsequeceやchoiceを組み合わせて使うテクニックを勉強しようね。 さらら: えぇ。今回のは分かりやすかったわ。ありがと。 次は、sequenceやchoiceのネストです。 。。。。 (^ ^* |
■XMLスキーマのコーナーは、TAKABEさま(XSLTの遊び部屋)の全面的なご協力をいただいて作成しています。 |