2001年10月14日(日)更新 |
■XLinkの拡張リンク
たけち: 今回はXLinkの拡張リンクについて少し詳しく勉強してみよう。 さらら: 難しくないのかしら・・・・ たけち: んっと。。。。あんまり難しく考えないで、あっ、こんなものなんだっていう感じで勉強すればいいからね。 さらら: そっ、そうね。・・・・ たけち: 図にXLinkの拡張リンクのだいたいのイメージを書いてみたからね。 |
■XLinkの拡張リンク: ロケータ(locator)とアーク(arc)
さらら: えっ、図を見るとXLinkドキュメントからリソース(ドキュメント)AとBをリンクしているように見えるけど・・・・・あれっ?? たけち: うん。。。拡張リンク情報は、リンクで関係づけられるリソース(XMLドキュメントなど)とは別のXMLドキュメントに書くんだよ。 さらら: えっ? .....あっ、そっかぁ。。。。前に言っていた、「リンク先のドキュメントに情報を追加しなくていい」っていうのは、この方法だからなのね。 たけち: そうそう。もう一度よく図を見てみて。 さらら: そっか。例えばXMLドキュメントAからXMLドキュメントBにリンクしていることを表わすのに、XLinkだと図のように表わすのね。でも、なんだか、知らない言葉がいっぱいで、よくわからないわ。 |
たけち: えっとね。。。。この場合、リソースAとリソースAを示すことが必要だね。 さらら: えぇ。 たけち: そのリソースAとリソースAを示すものが、ロケータ(locator)なんだ。 さらら: そうなんだ。。。。。 たけち: 具体的には、そのURLをhrefで表わすんだよ。 |
さらら: あっ、それはHTMLのhrefと同じね。で、roleってなぁに? たけち: ロール(role)は、このリンクで表現しようとしているリソースAとリソースAの役割を表わしているんだ。たとえば、学級と生徒とか、著者と本とか・・・・ さらら: ふ〜ん。。。。 たけち: で、リソースAとリソースAがどんな風にリンクしているのかを表わすのがアーク(arc)なんだ。 さらら: あっ、そうなんだ。。。。 |
■XLink: 拡張リンクの簡単な例
たけち: じゃあ、もうすこしXLinkがどういうものか分かるように、簡単な拡張リンクの例を書いてみようね。 さらら: えぇ、そのほうがわかるわね、きっと。。。。 たけち: じゃあ、いつものように万葉集の例を考えてみようね。額田王(ぬかたのおおきみ)から作品にリンクするっていうのを考えてみよう。 さらら: は〜い。万葉集は久しぶりのようでうれしいわ。 たけち: まずは、額田王(ぬかたのおおきみ)から作品へのリンクが、XLinkではどのように表わすのかを図に描いてみようね。 |
さらら: やっぱり具体的なイメージのほうが分かりやすいわね。xlink:arcrole="歌人と作品"っていうのは? たけち: さっき説明はしなかったけど、アーク(arc)、つまりリンクの意味を表現しているんだね。 さらら: そうね。そのほうが、単にリンクしています、っていうより分かるわね。 たけち: 具体的なXLinkのテキストを次に載せておくね。 |
XLink: 拡張リンクの簡単な例(上図のサンプル) |
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<?xml version="1.0" encoding="Shift-JIS" ?> |
さらら: あっ、失際には、arcのxlink:fromとxlink:toのところには、locatorのlabelを使うのね。 たけち: そうそう。これで、だいたい分かるよね。 さらら: なるほど〜。XLinkっておもしろいわぁ〜。。。これなら、額田と天武天皇(てんむてんのう)と天智天皇(てんじてんのう)の関係もXLinkで表現できるわね。 たけち: さっ、さらら・・・・(ーー; さらら: だって〜 (← この意味の解説は省略しますね) たけち: もっと複雑なリンクについては万葉集を題材に順次勉強しようね。 さらら: えぇ。 次回もお楽しみに.... (^ ^* |