第八巻 : あしひきの山霍公鳥汝が鳴けば

平成11年5月16日(日)更新


原文: 足引之 山霍公鳥 汝鳴者 家有妹 常所思

作者: 沙弥(さみ)

よみ: あしひきの、山霍公鳥(やまほととぎす)、汝(な)が鳴けば、家なる妹(いも)し、常に偲(しの)はゆ

意味: 山の霍公鳥(ほととぎす)よ。おまえが鳴くと、家にいる妻のことをいつも思い出してしまうよ。

この歌の作者の「沙弥(さみ)」は個人名ではなく、出家はしたものの正式に僧とは認められず、半僧半俗の生活をしている人のことをいうと思われます。

霍公鳥(ほととぎす) by 鳥好きの部屋

第八巻に戻る