第八巻 : 夕されば小倉の山に鳴く鹿は

平成10年7月26日(日)更新


原文: 暮去者 小倉乃山尓 鳴鹿者 今夜波不鳴 寐宿家良思母

作者:斉明天皇(さいめいてんのう)

よみ: 夕されば、小倉の山に、鳴く鹿は、今夜(こよひ)は鳴かず、寐(い)ねにけらしも

意味: 夕方になると小倉の山で鳴いている鹿は、今夜は鳴いていませんね。もう寝てしまったのでしょうか。

この歌は、舒明天皇(じょめいてんのう)の歌とも考えられていて、はっきりとは分かりません。

「小倉の山」がどこかは不明です。


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