原文
吾岳尓 棹壮鹿来鳴 先芽之 花嬬問尓 来鳴棹壮鹿
作者
よみ
我が岡に さを鹿(しか)来(き)鳴く 初萩の 花妻(はなつま)どひに来(き)鳴くさを鹿
意味
私の岡に、牡鹿がやってきて鳴いている。萩の花に求婚しにやってきた鹿が。
・「妻どひ」とは、求婚することです。「花妻(はなつま)どひ」は、萩の近くにやってきた牡鹿のことを、萩に求婚しに来た、というように表現しているのですね。
- rough meaning: A stag is coming to my hill and crowing. He is the deer who came to propose to Hagi.