原文 Original Text

鍾礼能雨 無間零者 三笠山 木末歴 色附尓家里

作者 Author

大伴稲公(おおとものいなきみ)

大伴旅人(おおとものたびと)の異母兄弟です。

よみ Reading

時雨(しぐれ)の雨 間(ま)なくし降れば 御笠山(みかさやま) 木末(こぬれ)あまねく 色づきにけり

- Shigure no ame Ma nakushi fureba Mikasayama Konure amaneku Iro-zuki ni keri.

意味 Meaning

紅葉 by 写真AC

時雨(しぐれ)の雨が絶え間なく降るので、御笠山(みかさやま)の木々の梢(こずえ)がくまなく色づきましたね。

- rough meaning: The drizzling rain have been falling constantly, so the treetops of Mt.Mikasa have been colored all over.

補足 Note

・この歌の題詞に、「衛門(えもん)の大尉(だいじょう)大伴宿祢稲公(おおとものすくねいなきみ)の歌一首」とあります。

更新日: 2022年10月16日(日)