第八巻 : めづらしき人に見せむと黄葉を

2008年11月09(日)更新


原文: 希将見 人尓令見跡 黄葉乎 手折曽我来師 雨零久仁

作者: 橘奈良麻呂(たちばなのならまろ)

よみ: めづらしき、人に見せむと、黄葉(もみちば)を、手折(たを)りぞ我(わ)が来(こ)し、雨(あめ)の降らくに

意味: めずらしい方にお見せしようと、黄葉(もみちば)を折って参りました。雨(あめ)が降っているのに。

紅葉 撮影(2008.11) by きょう

天平10年(西暦738)10月17日に橘奈良麻呂(たちばなのならまろ)が催(もよお)した宴席(えんせき)で詠まれた歌です。


第八巻