第八巻 : 黄葉を散らまく惜しみ手折り来て
2006年12月17日(日)更新 |
原文: 黄葉乎 落巻惜見 手折来而 今夜挿頭津 何物可将念 作者: 縣犬養持男(あがたのいぬかいのもちお) よみ: 黄葉(もみちば)を、散(ち)らまく惜(お)しみ、手折(たを)り来て、今夜(こよひ)かざしつ、何か思はむ |
意味: 黄葉(もみちば)が散ってしまうのが残念なので、手折ってきて、今夜、髪飾りにしました。満足です。 |
天平10年(西暦738)10月17日、橘朝臣奈良麻呂(たちばなのあそんならまろ)の宴(えん)で詠まれた歌のひとつです。 |