第八巻 : さを鹿の朝立つ野辺の秋萩に

2007年07月08日(日)更新


原文: 棹壮鹿之 朝立野邊乃 秋芽子尓 玉跡見左右 置有白露

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: さを鹿(しか)の、朝立つ野辺(のへ)の、秋萩(あきはぎ)に、玉と見るまで、置ける白露(しらつゆ)

意味: 牡鹿(おじか)が朝に立っている野の秋萩(あきはぎ)に、玉のように美しい白露(しらつゆ)がついています。

天平15年(西暦743年)8月に風景を見て詠んだ歌のひとつです。

萩 撮影(2006.10) by きょう

第八巻