第八巻 : 大口の真神の原に降る雪は

2010年01月03日(日)更新


原文: 大口能 真神之原尓 零雪者 甚莫零 家母不有國

作者: 舎人娘子(とねりのをとめ)

よみ: 大口の、真神の原に、降る雪は、いたくな降りそ、家もあらなくに

意味: 真神(まかみ)の原に降るよ、そんなにはげしく降らないで。家もないのですから。

真神(まかみ)とはオオカミのことで、「大口の」という枕詞がついています。でも、だれのことを思いやって詠んだ歌なのでしょうね。

撮影 by きょう

第八巻