第11巻 : 行き行きて逢はぬ妹ゆゑひさかたの
2003年1月12日(月)更新 |
原文: 行々 不相妹故 久方 天露霜 沾在哉 作者: 柿本人麻呂歌集より よみ: 行(ゆ)き行(ゆ)きて、逢(あ)はぬ妹(いも)ゆゑ、ひさかたの、天(あま)露霜(つゆしも)に、濡(ぬ)れにけるかも |
意味: 何度行っても逢ってくれないあの娘のせいで、雨の露霜(つゆしも)に濡(ぬ)れてしまいました。 「露霜(つゆしも)」と詠んだときは、霜(しも)よりは「露(つゆ)」の方を指すと考えられているようです。 |