是川 水阿和逆纒 行水 事不反 思始為
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
宇治川(うぢかは)の、水泡(みなあわ)さかまき、行(ゆ)く水(みづ)の、事かへらずぞ、思ひ染めてし
宇治川(うじがわ)の水泡を逆巻いて流れてゆく水のように、後戻りができないほど(あなたのことを)深く思っています。
「物に寄せて思ひを陳ぶる(歌)」のひとつです。