第11巻 : 白真弓石辺の山の常磐なる
2009年12月06日(日)更新 |
原文: 白檀 石邊山 常石有 命哉 戀乍居 作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より よみ: 白真弓(しらまゆみ)、石辺(いしへ)の山の、常磐(ときは)なる、命(いのち)なれやも、恋ひつつ居(を)らむ |
意味: 石辺(いしへ)の山の岩のように、永遠の命があるかのように、(私は)恋しているのでしょうか。(命短い私なのに・・・・・) 「石辺(いしへ)の山」がどこから定まっていないようですが、滋賀県湖南市の山との説があります。 |
白真弓(しらまゆみ)は「射(い)る」、「射(い)」を導く枕詞(まくらことば)で、この歌では、「石辺(いしへ)の山」を導いています。 |