第十一巻 : 朝霜の消なば消ぬべく思ひつつ
2008年02月17日(日)更新 |
原文: 朝霜 消々 念乍 何此夜 明鴨 作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より よみ: 朝霜(あさしも)の、消(け)なば消(け)ぬべく、思ひつつ、いかにこの夜を、明かしてむかも |
意味: 朝霜(あさしも)が消えてしまいそうなくらいに、(私が消えてもいいくらいに)想いつづけて、どんな風にしてこの夜を明かしたらよいでしょうか。 「朝霜(あさしも)の」は、「消(け)」を導く枕詞(まくらことば)です。 |