第11巻 : 橘の本に我を立て下枝取り
2010年03月21日(日)更新
原文: 橘 本我立 下枝取 成哉君 問子等
作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
よみ: 橘(たちばな)の、本(もと)に我(わ)を立て、下枝(しづえ)取り、ならむや君と、問ひし子らはも
意味: 橘(たちばな)の木の下に私たちが立って、下枝を手にとって、「実を結ぶでしょうか、あなた。」と聞いたあの娘は、今はどうしているでしょうか。
二人の思いは成らなかったのですね。
第11巻