呉藍之 八塩乃衣 朝旦 穢者雖為 益希将見裳
不明
紅(くれなゐ)の、八(や)しほの衣(ころも)、朝な朝な、馴(な)れはすれども、いやめづらしも
紅(くれなゐ)の何度も何度も染め抜いた衣のように、毎朝毎朝なれてきましたが、ますます愛しく思います。
「八(や)しほの衣(ころも)」は、濃く染めるように何度も染料に浸すことをいいます。