第十一巻 : 夕凝りの霜置きにけり朝戸出に

2000年1月20日(日)更新


原文: 夕凝 霜置来 朝戸出尓 甚踐而 人尓所知名

作者: 不明

よみ: 夕(ゆふ)凝(こ)りの、霜(しも)置きにけり、朝戸(あさと)出(で)に、いたくし踏みて、人に知らゆな

意味: 夕方に霜(しも)が降りました。朝、あなたがお帰りになる時に踏みつけて、(足跡で)人に知られないようにしてくださいませ。

この歌を詠んだ女性に通ってくる男性がいることを知られたくないのですね。

撮影(2000.1) by きょう

第十一巻