第11巻 : 浅茅原刈り標さして空言も
2009年05月17日(日)更新 |
原文: 淺茅原 苅標刺而 空事文 所縁之君之 辞鴛鴦将待 作者: 不明 よみ: 浅茅原(あさぢはら)、刈(か)り標(しめ)さして、空言(むなこと)も、寄そりし君が、言(こと)をし待たむ |
意味: 浅茅原(あさぢはら)で刈(か)り標(しめ)をするような、確かでない約束でも、私とのうわさがたってしまったあなたからのお言葉を待ちます。 「刈(か)り標(しめ)」は、草を刈っている途中で、持ち主のしるしをつけておくことです。 |