平成11年10月24日(日)更新
作者: 柿本人麻呂歌集より
意味: 道端の草を冬の野のように踏み枯らして、私が待っているって、あの娘に誰か伝えて。
この歌は、冬に詠んだ訳ではなくて、道端で草の上に立って、長いこと女性を待っている様子を詠んだものですね。長く踏みつけられた草は、まるで冬の枯れ野のようになってしまいそうです・・・
第十一巻