第十一巻 : 我妹子に恋ふれにかあらむ沖に棲む

2008年04月13日(日)更新


原文: 吾妹兒尓 戀尓可有牟 奥尓住 鴨之浮宿之 安雲無

作者: 不明

よみ: 我妹子(わぎもこ)に、恋(こ)ふれにかあらむ、沖(おき)に棲(す)む、鴨(かも)の浮寝(うきね)の、安(やす)けくもなし

意味: あの娘に恋しているからでしょうか。沖に住む鴨(かも)が水面に浮かびながら寝ているように、(波に揺られて)落ち着かないのです。

鴨 撮影(2008.04) by きょう

第11巻