第十五巻 : あをによし奈良の都にたなびける
2010年01月03日(日)更新
原文: 安乎尓余志 奈良能美夜古尓 多奈妣家流 安麻能之良久毛 見礼杼安可奴加毛
作者:遣新羅使(けんしらぎし)の一人
よみ: あをによし、奈良の都に、たなびける、天の白雲(しらくも)、見れど飽かぬかも
意味: 奈良の都にたなびく白い雲は、ずっと見ていても見飽きないものですよ。
天平8年(726),阿部朝臣継麻呂(あべのあそんつぐまろ)を代表として新羅へ派遣された人たちがいました。これを遣新羅使(けんしらぎし)と言いますが、この一行のひとりが詠んだ歌です。
第十五巻