第十五巻 : 秋されば恋しみ妹を夢にだに

平成11年11月14日(日)更新


原文: 安伎佐礼婆 故非之美伊母乎 伊米尓太尓 比左之久見牟乎 安氣尓家流香聞

作者: 不明(遣新羅使(けんしらぎし)のひとり)

よみ: 秋されば、恋しみ妹(いも)を、夢にだに、久しく見むを、明けにけるかも

意味: 秋になると妻のことが恋しくて、せめて夢にだけでも長く見ていたいのに、もう夜が明けてしまいました・・・

天平8年、遣新羅使(けんしらぎし)の一人が竹敷(たかしき:今の対馬の美津島町)で詠んだ歌です。

超(スゴ)ネタ6ふるさと より

第十五巻