第四巻 : 山の端にあぢ群騒き行くなれど
2002年4月21日(日)更新 |
原文: 山羽尓 味村驂 去奈礼騰 吾者左夫思恵 君二四不在者 作者: 舒明(じょめい)天皇または皇極(こうぎょく)天皇 よみ: 山の端(は)に、あぢ群(むら)騒(さわ)き、行(ゆ)くなれど、我(わ)れは寂(さぶ)しゑ、君にしあらねば |
意味: 山にあぢ鳥たちが騒ぐ声が聞こえてくるけれど、あなた様はいらっしゃらないので、私は寂しく思います。 「山の端(は)」は、山の稜線(りょうせん)、つまり山と空との境目とか山の輪郭(りんかく)をイメージさせる言葉です。 |