原文
河上乃 伊都藻之花乃 何時々々 来益我背子 時自異目八方
作者
吹芡刀自(ふふきのとじ) Fufuki-no-toji
よみ
川上の いつ藻(も)の花の いつもいつも来ませ 我が背子(せこ) 時じけめやも
Kawakami no Itsu-Mo no Hana no itsumo itsumo kimase waga seko tokijike meyamo
意味
川上の清らかな藻(も)のようにいつでもおいでください、あなた。いつだって季節はずれということはありませんから(いつでもおいでください)。
・「いつ藻の花の」から「いつもいつも」を導いています。
- rough meaning: Please come to see me anytime, my dear. ("Itsu-Mo" which means beautiful algae brings out the word "Itsumo" which means always/anytime.)
補足
・1931番に同じ歌が載っています。