第四巻 : 佐保川の小石踏み渡りぬばたまの
2010年05月02日(日)更新
原文: 狭穂河乃 小石踐渡 夜干玉之 黒馬之来夜者 年尓母有粳
作者: 坂上郎女(さかのうえのいらつめ)
よみ: 佐保川(さほがは)の、小石踏み渡り、ぬばたまの、黒馬(くろま)来る夜(よ)は、年(とし)にもあらぬか
意味: 佐保川の小石を踏みわたって黒馬が来る夜は、ずっとあって欲しいものです。
坂上郎女が藤原麻呂(ふじわらのまろ)に贈った歌です。藤原麻呂(ふじわらのまろ)は黒馬に乗っていたそうです。
第四巻