第四巻 : 天雲のそくへの極み遠けども
2005年07月17日(日)更新
原文: 天雲乃 遠隔乃極 遠鷄跡裳 情志行者 戀流物可聞
作者: 丹生女王(にふのおおきみ)
よみ: 天雲の、そくへの極(きわ)み、遠けども、心し行けば、恋ふるものかも
意味: 空の雲が遠ざかってゆく彼方に在るあなたの所は、とても遠いけれども、心が通えるのであなたのことをこうして恋しく思っていられるのですよね。
大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌です。
第四巻