第四巻 : ここにありて筑紫やいづち白雲の

平成11年8月1日(日)更新


原文: 此間在而 筑紫也何處 白雲乃 棚引山之 方西有良思

作者: 大伴旅人(おおとものたびと)

よみ: ここにありて、筑紫(つくし)やいづち、白の、たなびく山の、方にしあるらし

意味: ここからでは筑紫(つくし)はどちらの方でしょうか。白いがたなびいているの方でしょうか。

太宰府(だざいふ)の長官である大伴旅人(おおとものたびと)が奈良の都に行った時に、沙弥満誓(さみのまんせい)が大伴旅人(おおとものたびと)にあてて歌を贈りました。これに答えて詠んだ歌です。

撮影(1999.7) by きょう

第四巻