第四巻 : 君により言の繁きを故郷の

2009年03月01日(日)更新


原文: 君尓因 言之繁乎 古郷之 明日香乃河尓 潔身為尓去

作者: 八代女王(やしろのおほきみ)

よみ: 君により、言の繁(しげ)きを、故郷(ふるさと)の、明日香(あすか)の川に、みそぎしに行く

意味: 天皇様とのことで噂(うわさ)が広まっているので、故郷(ふるさと)の明日香(あすか)の川に、みそぎをしに参りますわ。

聖武天皇(しょうむてんのう)に献じた歌です。八代女王(やしろのおほきみ)は聖武天皇(しょうむてんのう)の寵愛(ちょうあい)を受けていたようです。

「みそぎ」は、川などで身を清めることです。

明日香川 撮影 by きょう

第四巻