第四巻 : 初花の散るべきものを人言の

2009年03月01日(日)更新


原文:初花之 可散物乎 人事乃 繁尓因而 止息比者鴨

作者: 佐伯赤麻呂(さへきのあかまろ)

よみ: 初花(はつはな)の、散るべきものを、人言(ひとごと)の、繁(しげ)きによりて、よどむころかも

意味: 初めて咲いたのように、いつかは散ってしまうものですが、人のうわさがはげしいので、近頃は逢わないようにしています。

若い女性を花にたとえた歌ですね。

花 撮影(2008.03) by きょう

第四巻