原文

月讀之 光者清 雖照有 惑情 不堪念

作者

不明

よみ

月読(つくよみ)の、光りは清く、照らせれど、惑(まと)へる心、思ひあへなくに

意味

撮影 by きょう

月(つき)の光は清く照らしていますが、私の心は暗く、お目にかかりに伺(うかが)う気持ちになれません。

この歌は、「湯原王(ゆはらのおほきみ)」の詠んだ歌(月読の光りに来ませあしひきの山きへなりて遠からなくに)に答えた歌です。

更新日: 2010年9月26日(日)