原文 Original Text
千鳥鳴 佐保乃河門之 清瀬乎 馬打和多思 何時将通
作者 Author
よみ Reading
千鳥(ちどり)鳴く 佐保(さほ)の川門(かはと)の 清き瀬を 馬(うま)うち渡し いつか通はむ
- Chidori naku Saho-no-kahato no Kiyoki se wo Uma uchi watashi Itsuka kayohamu.
意味 Meaning
千鳥(ちどり)が鳴く佐保川の渡しの清らかな瀬を馬(うま)で渡って、いつか(あなたの元へ)通いたいものだ。
・川門(かわと)は、川の両岸が狭まっていて渡りやすくなっている場所を指します。
- rough meaning: I would like to ride my horse across the clear waters of the place in which Saho River narrows where plovers call, and someday I want to come to you.
補足 Notes
・「大伴宿祢家持(おおとものすくねやかかもち)、娘子(をとめ)に贈る歌七首」と題された歌のひとつです。