第四巻 : にほ鳥の潜く池水心あらば
2002年12月1日(日)更新 |
原文: 二寶鳥乃 潜池水 情有者 君尓吾戀 情示左祢 作者: 坂上郎女(さかのうえのいらつめ) よみ: 鳰鳥(にほとり)の、潜(かづ)く池水(いけみづ)、心あらば、君に我(あ)が恋(こ)ふる、心(こころ)示(しめ)さね |
意味: 鳰鳥(にほとり)が潜(もぐ)る池水よ、君に心があるのなら、私がお慕(した)いする心を示してくださいな。 坂上郎女(さかのうえのいらつめ)が天皇(聖武天皇)に贈るために春日(かすが)の里で詠んだ歌とのことです。 |